当院におけるお子さまへの接し方

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- 当院における基本的なお子さまへの接し方をお伝えします。
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🍂 Tell - Show - Do法(テル、ショー、ドゥ法)

お子さまに、これから行うことを口で説明し(Tell)、使う道具を見せてあるいは手鏡などで処置する場所を示して(Show)、説明した通りに処置を行なう(Do)方法です。

未知のものへの不安や恐怖を軽減させる方法です。注射器やメスなど過去の経験からくる思い込みがはっきりしているものについてはあえてこの方法は使わない(事前に見せない)ことが多いです。この場合は、また別のアプローチをします。


📚 Modeling法(モデリング法)

好ましい行動をしている他のお子さま(同年齢あるいは心理的に近い兄弟姉妹)をお手本として観察させると、お子さまはその後、同様の状況におかれたときその行動を模倣しようとする行動を利用するものです。


👶 陽性行動強化法

例えば、お子さまが好ましい行動(例えば、一人でチェアーに座った、一人でお口を開けられた等)ができた場合、「ほめる言葉」をかけたり「小さなごほうび」をあげたりします。これらによりお子さまの行動をより好ましい方向に導いていく方法です。

当院では、診療中のほめる言葉がけはもちろん、診療後の「小さなごほうび」にいろいろな形をした消しゴムとかシール、折り紙、その他を用意しています。


💫 言い換え言葉の使用

お子さまにこれからの治療の説明をするにあたり、使用する器具の説明をお子さまにわかりやすくするために言い換え言葉を使用します。 (治療に際しては、お子さまの「子どもなりの治療への理解」が不可欠です。)


例えば、

 エアータービン ⇒ 歯のシャワー、ジェット機

 歯科用エンジン ⇒ コロコロ虫

 バキューム   ⇒ 掃除機(お口のそうじ機)

 X線装置    ⇒ 歯のカメラ

 X線写真撮影  ⇒ 歯の写真を撮る

 麻酔をする   ⇒ 歯を眠らせる

など


👅 ボイス コントロール法

術者が通常の声色と別の声を出して、お子さまの注意を引いて正の行動をうながす方法です。

例)小児歯科の患者としては比較的高年齢のお子さまが、甘えきってどうにもコントロールすることができない場合、いきなり普通と違う低いしっかりした声で「こらっ」と怒るまねをする など


🏥  その他 お子さまの気を散らす

歯科治療のさまざま道具、あるいはドクター(衛生士)の手の動きなどに注意が集中しがちなお子さまの「注意」を、他方に向けさせるものです。
できれば、気持ちをお子さまが強い関心を示すものに向ける方が効果的です。

例)数をかぞえる、歌をうたう、声がけの工夫 など。


👤 保護者の付き添いについて

保護者の付き添いについて

治療中の保護者のかたのチェアーサイドへの付き添いについては保護者の気持ち、考え方、お子さまの年齢、性格など数々の要件を考慮して保護者のかたと相談させていただきます。
必要な場合は、母子分離(お子さまの甘えが強い場合,一時的に保護者のかたとお子さまを別れさせる)と言ったやり方をとることもあります。



これらの方法は、お子さま一人ひとりの状態を診て、必要に応じて歯科医師の判断で保護者のかたと相談の上、使用します。
当然ながら、歯科医師のお子さまに対する対応は、一人ひとり違います。

ご理解のうえ、ご協力をお願いいたします。


💡 当院で行なっている具体的な診療上の決まり事

当院で行っている具体的な診療上の決まり事

  1. 待合室で長時間待たせない。

  2. 優しい笑顔をもってお子さまを迎え、時には握手のようなスキンシップを求める。

  3. お子さまの人権(人格)を十分尊重する。ただし、お子さまの名前を呼ぶときは必要に応じて、下の名前や愛称を用いる。

  4. お子さまの好む話題について話す。

  5. ゆっくりでもお子さまの話を待ちながら充分聞き、その話を受け入れ相づちをうつ。

  6. 処置前の準備を念入りに行い、処置時間をなるべく短くする。

  7. 目の前に多くの治療器具を置かない。

  8. お子さま、保護者のかたに「こころの準備」をする時間を用意する。

  9. 刹那的なごまかしや気休め的な言葉がけをしない。

  10. 前述のTell-Show-Do法を徹底して活用する。

  11. 簡単な処置から始めて治療に慣れさせる。

  12. 技術を高めて、できるかぎり処置は無痛的に行う。

  13. 声がけで「痛い」という言葉を安易に使わない。

  14. お子さまが処置を止めてほしいときの「手を挙げる」などの約束を決めて、必ず子どもとの約束は守る。

  15. お子さまの心に「貯金」をして帰宅させる。(診療後のお子さまの心の中に一つでも何か「良かった」と思えるものを持たせて帰らせる)

  16. 処置後、一つでも上手にできたことを具体的に保護者の前でしっかりとほめ、好意をもって送り出す、
    そして家でも家族中でほめるよう保護者に依頼する。
    (お子さまが診療を上手に受けている写真や動画を撮って、家に帰ってから家族中でほめてあげるなども良い)



などです、お子さまの当院受診の参考までに。



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